月別アーカイブ: 6月 2009

なんと!ベトナム水上人形劇が沖縄にやってくる

なんと! 沖縄にベトナム水上人形劇がやってくる。

ベトナム水上人形劇 VIETNAMESE TRANDITIONAL WATER PUPPET SHOW
タンロン水上人形劇場(ベトナム)Golden Dragon Water Puppet Theater(VIETNAM)

2009年8月1日(土)・2日(日) 19:30開演
会場:とまりん特設テント(那覇市・泊ふ頭緑地帯)

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紅河のデルタ地帯の稲作農村で12世紀以前から演じられ、村々の職能集団により永く伝承されてきたベトナムの伝統芸能「水上人形劇」は、長い歴史の中で仕掛けや技能を発展・洗練させ、現代も子どもから大人までが楽しめる芸能としてベトナム全土で公演されています。
タンロン水上人形劇場は、ベトナム全土での公演の他、外国人観光客のための公演を常設の劇場で毎日行っています。また、アメリカやカナダなど、多くの国々からの招待公演も経験し、好評を博しています。
稲作の農村での暮らしや歴史物語をユーモアたっぷりに描いた舞台は、私たちにもほのぼのとしたなつかしさを覚えさせます。

全16幕
1.祭りの旗揚げ
2.語り部テウさんのナレーション
3.4匹の龍の火吹き踊り  
4.笛を吹く牛飼い
5.田植え
6.カモ農法とキツネ狩り
7.カエル採り
8.魚釣り
9.獅子舞
10.鳳凰の舞
11.ホアンキエム湖の伝説〜黎王の剣
12.子どもたちの水遊び
13.ボートレース
14.獅子の鞠遊び
15.仙女の舞い
16.龍・獅子・鳳凰・亀四頭の踊り

薬草茶開発の草分け

沖縄・ベトナム友好協会の会員であります。下地清吉「沖縄長生薬草本社 社長」が琉球新報朝刊(2009年5月30日)経済欄に掲載されていました。

20090606_861414下地社長は以前から沖縄に有る薬草はベトナムにも豊富にあると語っておりました。その関係で、以前からの友好協会会員でもございまして、会社から3名の方が入会をなさりました。 沖縄長生薬草本社は薬草業界の草分け的存在で知られ、薬草の研究開発は長い。鎌田会長は、次年度の事業の一つにトヨタ財団の助成金応募「アジア隣人プログラム」の申請テーマに「ベトナム北部ハノイ近郊の農村における健康食品の生産、製造、流通に関する経営指導について」申請書作成に下地社長や饒平名事務局長に大変お世話になりました。なお、助成金の結果は10月初旬になります。

DOWACENからのレポート、2008年6月1日

DOWACENからmonthly report

*日本語教育
DOWACEN内では現在、日系企業に勤めるワーカー対象のクラスが3クラス、一般対象のクラスが3クラス、合計約60名のベトナム人が日本語を勉強している。各会社内で日本語教育を行っているのは3社あり、合計約60名のワーカーが日本語を勉強している。また、日本語教育以外にも、駐在員に対するベトナム語・英語教育や、日系企業で働くワーカー(リーダー及びサブリーダー)対象の、職制・管理方法等の授業も行っている。
DOWACENは、世界各地の経済悪化の影響を受けており、去年よりも学習者が減っている。一時期は、全くクラスの無いこともあったが、最近は徐々に回復してきており、以前のように学習者の声でDOWACENがにぎやかになるのがそう遠くはないのではないかと思われる。

*奨学金
 毎年行っているDOWACEN奨学金を、今年も枯葉剤の影響で、生まれた時から両足のない中学一年生の男の子に寄与した。ベトナムには今でも、枯葉剤の影響を受けている子供達がたくさんいるのだが、ドンアイン地区に住んでいるその男の子には以前から継続的に奨学金を寄与している。今回は、その子の家まで行き、家族の前で直接手渡したのだが、家庭はあまり裕福ではなかった。現在は学生は夏休みに入っており、彼の兄弟も家にいた。皆で楽しそうに遊んで、とても楽しそうに笑う彼の顔は、枯葉剤の影響を受け、両足が無いことで、苦しんでいるようには見えなかった。

 他にも貧困家庭は数え切れない程存在するが、DOWACENの現状では、年間50万ドンの奨学金が精一杯である。

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*太陽光発電
 三菱のプロジェクトである、アジアに太陽光発電を広げようという企画に、DOWACENがその候補地として残り、このプロジェクトの担当者がDOWACENを訪れ、電気に関する質問を受けた。DOWACENでの太陽光発電設置は7月以降になるだろうと話していた。

*DOWACEN周辺について
 高速道路からDOWACENへの道は、まだ舗装されていなく、沖縄でいうがたがた道、砂利道を人やバイク、車が行き来している。周辺は稲田んぼが多く、今は収穫時期で稲穂を収穫した後、道で稲を燃やしている。辺り一帯を稲を燃やした煙が覆い、とても臭くなる。洗濯物なんて干すことができないくらいだ。稲で覆われた道なんて日本にいれば想像できない光景だろう。そしてその上をまた、人やバイクが通る。。。といった風景を見ることができる。日本の田舎を思い出させる風景である。

本の紹介「ベトナムの枯葉剤」~ダイオキシンを追いかけて~

新刊紹介
西村洋一著『ベトナムの枯葉剤』∼ダイオキシンを追いかけて∼
あまりにもショッキングな一冊である。だが、目を背けずに直視して頂きたい、これが枯葉剤被害の真相である。
ベトナム戦争中の1961〜71年この沖縄を最前進基地とする米空軍のC123機編隊などが主にベトナム中南部に散布した「枯葉剤」は約76,000万ℓ。遺伝子異常や癌を発生する猛毒物質ダイオキシンを含む枯葉剤は、あらゆる生物を死滅させる自然破壊とともに、現在に至るまでの人的被害を引き起こした。ベトナム政府が認定する枯葉剤被害者は現在でも約300万人であるが、米政府や製薬企業は米帰還兵への賠償はしても、米政府はその責任や補償を公式には認めていない。米連邦裁も2008年ベトナム被害者の訴えを退けている。ただ2009年5月末になってやっと枯葉剤被害者医療や土壌汚染除去の支援の増額を発表した。

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本著の著者西村洋一氏は、日本のベトナム支援団体の平和特派員として、ホーチミン市在のツーズー病院に駐在していたが、ベトナム滞在期間中に各地に取材・聞き取り・撮影した成果をまとめたのが、本著である。

枯葉剤被害者といえばその象徴としての結合双生児ベト・ドク氏が思い出されるが、本著によって、その被害は私たちの想像以上に多くかつ酷いということを知るであろう。また、本著によって、人間が平穏に健康に生きる権利、教育や就職の機会を奪った枯葉剤の被害は、広島・長崎の原爆被害、沖縄戦の被害にもまさるとも劣らない悲惨で長期であることを認めるであろう。

ベトナム戦がこの沖縄を最前進基地として展開され、枯葉剤の実験場として沖縄が利用されたという意味で加害の側に立たざるを得ない沖縄県民として、単なる興味本位でなく本著に真剣に立ち向かって頂きたい。そして多くの人たちに伝えて頂きたい。平和を求める多くの活動家や障害者支援のボランテイアやベトナム戦を学ぶ若い世代にも必読の一冊である。